茅葺きの四阿 石畳

 材料もおおよそ揃い、本格的に現場が動き出しました。まずは床の立ち上げから。当初は三和土で考えていたもののドンピシャのタイミングで仲間からお声が掛かり、お寺で使われていたという具合の良い御影石を格安で融通してくれたのでこれを使わない手は無いなと。急遽石畳で仕上げる事にしました。

 柱の基礎となる四角の基礎は特に念入りに、割グリ石と砕石を交互に何層も重ねて突き固める石場立て工法でガッシリと仕上げました。土木も建築も見えない所が一番大事、後でやり直しが効きませんから。

 御影石はおそらく岐阜の蛭川御影かな、白と茶色のコントラストに、長年の踏圧でやんわりとデコボコした様がなんとも柔らかく。同じく岐阜のこちらはキリッとした木曽石を併せ、互いに引き立て合うように仕上げました。

 我ながら良い表情が出たな。さて次だ。

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