2025-01-22

茅葺きの茶室屋根葺き替え:庭盛会の活動

 庭盛会での宇庵露地補修の第二弾として、敷地内の茶室の茅葺を葺き替える講習会を開催しました。講師として山梨県の河口湖を拠点に各地の茅葺きを手掛けておられる〝富士かやぶき建築 茅吉〟さんに工事を請け負って頂き、我々は手元として本職の仕事を体験させて頂きました。

施工前

数十年補修をしなかった茅葺きは、苔どころか低木まで根付いていてもはや雨漏り秒読み。

茅刈りの様子

 静岡県の朝霧高原にある茅場で茅刈りを体験させて頂きました。朝霧の茅は毎年野焼きをしているのから古茅が混ざらず細くしなやかで、きめ細かい仕上がりの屋根になります。

葺き替え作業から完成まで

 単管での足場組みから講習は始まります。軒の水平取る基準にするのでこれも重要な工程です。屋根を全て外した後使える茅は取っておいて、真竹の垂木から直していきます。縄の縛り方や針金のからげ方など、屋根屋の仕事は庭屋と共通点が多い。軒付け・平葺きと下から上へ葺き上げていき、棟は杉皮で留めた上に晒し竹を針金で編んだ簾で押さえて完成。下から見上げる軒はオギ茅・稲藁・島茅・朝霧茅の層構造が美しく、仕上がり直後の屋根は黄金色に輝いていました。

※コロナ禍を経て活動を続けていた庭盛会ですが、現在は活動休止中(2025年時点)

 あくまで私が会長として活動内容を主導していた2020年以降の記録のみ掲載しておりますが、それ以前にも古式石積み技法や日比谷ガーデニングショーへの出展、土塀の築造など、庭盛会は多岐にわたる講習会を開催していました。しかし、2020年からのコロナ禍による長い自粛期間によりそれまでの流れが途切れてしまい、所属会員も多忙となった事により、この茶室茅葺き葺き替え講習を最後に現在では活動を休止しています。この記事をご覧頂いて庭盛会に興味を持って頂いた方、申し訳ありません。ただ解散したわけではありませんので、庭盛会について気になる方は当サイトの問い合わせを通じて小谷までご連絡下さい。→お問い合わせはこちら

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