公道とお隣との境界に植えた生垣についてのご相談でした。あるものは茂り過ぎあるものは思うように育たず、年と共に管理がしんどくなってきたとの事。

お邪魔してみるとリビング前の石張りテラスにはガーデンテーブルセットが置かれ、バラのアーチや鉢植えがそこかしこに飾られている洋風のお庭でした。広いとは言えない庭なので本当はもっとガーデニングを楽しみたいけどスペースが無いし、また思いつくままに植えた何本かの庭木も思ったより好みの雰囲気ではなく、現状にややうんざりなさっているご様子でした。

そこで、お隣との境の生垣は思い切って抜根処分、板塀に替える事で管理の手間が掛からない目隠しとしました。木目の美しい国産の杉板張りに木材の性質を活かした保護剤を塗布してあるので、歳を重ねるに連れ落ち着いた銀灰色に変わっていきます。道路に面した生垣も、元気のない株・枯れた株を抜根してトキワヤマボウシ・ソヨゴなど緑の柔らかい常緑樹を植え足しました。思い切って抜根した事で地面に空きが出来たので、季節の草花を植えられる様になったと喜んで頂きました。

ウッドフェンスと生垣に囲われた海に程近い鵠沼海岸らしく、ナチュラルモダンなガーデニング空間が出来上がりました。