毎年手入れさせて頂いている茶庭の四目垣と庭木戸と筧(かけひ)が古くなったので作り直しました。そっくり同じにはせず、柱の天辺は水切れが良くなる様“頭襟(ときん)”に仕立て、筧の柱は以前の竹柱ではなくヒノキで作りました。庭木戸は篠竹と真鍮材を組み合わせた創作木戸です。蹲踞(つくばい)周りの柄杓と竹筏も新しいものに交換しました。
日本庭園に欠かせない竹材は、時間とともに青竹から黄金色の晒し竹へと移り変わり私達の目を楽しませてくれます。近年はプラスチック製も増えてきましたが、天然材にしか出せない空気も有ります。