鎌倉 一条恵観山荘

梅雨らしい長雨が続きますね。昨年のように2ヶ月降りっぱなしなんてことにならなければ良いのですが。。

先日は思い切って雨休みにして、ずっと前から気になっていた鎌倉の一条恵観山荘を見に行ってきました。江戸時代初期に皇族の一条恵観により京都の西賀茂に造営され、昭和半ば鎌倉に移築されてのち国指定重要文化財に指定された建築と、安土桃山・江戸時代の大茶人金森宗和好みに作られ、昭和の巨匠中根金作氏の手により建物に伴ってそのまま移された庭園。あまり名が知れていないのは一般公開される様になったのが2017年と比較的最近だからでしょうか。

知る人ぞ知る隠れた名園なのは、一般公開が2017年とかなり最近だったからでしょうか。私も門前の通りを車で何度も行き来していましたが、行くつもりで調べてみて『あぁあの辺りか!』とちょっと驚きました。

いざ入場してみると、、

枯山水の表庭から建物を潜って中の主庭へ至る空間の切り替わり。鎌倉の山間らしく苔に満たされた主庭。裏手を流れる滑川という渓流の雰囲気を活かしつつ一線を画した様な、絶妙に構成された石組と流れ。モミジを主体とした瑞々しい植栽。苔を多用した露地の作庭を終えたばかりの私にはビンビンとくる素晴らしい空間でした。あくまで私個人の好みですが、鎌倉で一番好きな庭と言えるかもしれない。。。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP