冬の手入れ

 年末を間近に控え、剪定仕事であちこち駆けずり回っています。去年・一昨年に植栽工事をした庭が手入れ時になったり、新規に依頼を頂いたり紹介して頂いたりで今年もまた忙しく。

 ちなみに、アイキャッチ画像は手賀沼の公園にあったハナミズキ。湘南地域ではあまり見られない実付きの良さに、施設の緑地管理にしては珍しく枝ぶりを意識した手入れが施されていて、その見事さに思わず写真を撮ってしまいました。こういった公共緑地の植樹は大抵、輪郭を不自然に丸く整えられ、いかにも手を入れましたみたいな樹形ばかりなんだけど、あっちの植木屋は分かってんなぁ。

 私の剪定手法は最も木にストレスがかからない野透かしを基本にしています。その木らしい枝振りを大事にしつつ若い枝も育て、何年かに一度大きく枝を落として育った若枝と代替えする手法です。この手法であれば場合によっては隔年の手入れで事足ります。

 とはいえ、立地条件やご要望によって、露地や坪庭の様な狭い空間の時など特にですが、枝先を触る小透かしまでやる事もあります。刈り込みの庭はもちろんしっかり輪郭を整えますし、仕立物のマツやマキはしっかり作り込みます。

 状況に応じて手法を使い分け、その空間を最大限活かせる剪定管理を行えるのがニワヤ小谷の強みです。

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