1月の仕事

 

 仕事始めは毎年1月6日から、門松の回収とお施主様方への年始回りで始まります。四年前から手土産にオリジナル手拭いをお配りしていまして、今年は例年の浮世絵調とは違い、デザイン外構をコミカルに描いて貰いました。トトロのオープニング画っぽくてこれもまた良い感じ。ちなみにマスコットキャラはチワワのアイリー(♀)、7年ほど前に虹の橋を渡って行きましたが、今でも我が家の愛犬です。これで幸先の良いスタートが切れそう!

 庭仕事の始まりは寒肥作り。この時期に有機系の肥料を施せば、微生物がじっくりと分解して春には良質な土壌になってくれます。既製品の配合肥料は高価、なので私は油粕や牛糞堆肥などを独自に配合した自作肥料を使います。施肥のやり方は壺肥(つぼひ)といい、樹幹の真下を目安に穴を数箇所空けて肥料を流し込みます。庭木の様に木々が密集している場所でスコップを使うと根を傷めてしまうので、バール等で小径の穴を沢山空けた方が効果的です。『今年も宜しくな』と木に声をかけるのも忘れずに。

 近年は長期にわたる異常な酷暑のせいか、樹勢の強い時期が長引いており、常緑樹なのに葉が黄ばんで落葉してしまう栄養失調の兆候が多々見られます。新たに始まる一年に備えての寒肥、これまで以上に大事にしないといけないのかも。

 

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