道づくり

 コロナでちょっぴり躓いてしまいましたが、大磯町の御宅で自然石の園路を作っています。

 コンクリートを使わない土極め技法なので肉厚の石を深く据えなければならず、手間はかかるものの下草や周りの環境に優しく、石の存在感をしっかりと感じられる仕上がりになります。仕事仲間から譲ってもらった愛知産の幡豆石をメインに手持ちの青石やボサ石など様々な石材を混ぜて、山石で織りなすカラフルなあられこぼしを目指して。

 石の声はか細く、よく耳を澄ませないとなかなか聞き取れません。が、首尾よく石の意思を汲んで合わせられた時なんかは思わず『ヨシッ!』と声が出てしまいます。最近は妙に天気の悪い日が続くので、土を締め固めて強度を出すこの工法だと手を止めざるを得ません。コロナ休みもあってなんともヤキモキ、早く天気にならんかな。

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