揚簀戸 日本庭園協会神奈川県支部の活動

 先日、例によって小田原市の総世寺にて今年初の支部講習会が開催されました。今回は茶庭(露地とも言われる)における中門の一つ『揚簀戸』づくりと、これから始まる『腰掛待合』づくりの前準備で役石の配石を行いました。講師を務めて下さったのは、5年前のつくばい据付でも指導して頂いた金綱造園事務所の金綱重治氏とご子息の潤一氏。

 竹をナタで細く等間隔に割り、薄く剥(へ)いで竹ひごを作ります。この時力づくでやると大怪我するので慎重に。末と元の太さがなるべく等しい竹を長方形に曲げて枠を組み、出来た竹ひごを掻き付けてようやく扉が完成。それを柱の間に渡した横木に吊るして揚簀戸が完成!同時進行で金綱重治氏手づから腰掛待合周りの石の配置も指導して下さり、今回もまた茶庭の深みを体験させて頂きました。

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