葺き納め

 10月から手伝いに行っている南足柄市の茅葺き補修もいよいよ完成を迎えようとしています。夏にちょこっと手伝わせて貰ったのと違い、今回は最初の足場設置(実は凄く肝心な工程)から棟上げ途中までの差し茅工事の一通りを、それだけではなく部分的には葺き直し工事まで、飛び飛びとはいえ経験させて貰いました。

 本当は仕上げの刈り揃えまで立ち合いたかったのですが、想定外の雨により工期がずれてしまい、残念ながら棟を造ってる途中でのリタイヤ。最後まで居たかった、けどこれ以上時間を作るのはどうしても無理だった・・・茅を触る時は常に来春の講習会を想定していますが、この現場は特に、寄棟と入母屋の違いがあるとはいえ予定している茶室とほぼ同じ大きさの屋根、しかも差し茅ではなく一面のみとはいえ葺き直しだったので、凄くイメージがし易かった。

 ということで、2023年の私の茅葺きはこれにて葺き納め。これから年内いっぱいは植木屋仕事と庭門作り、忘れてはいけない門松作りにと目一杯邁進します。残り二ヶ月弱、今年も頑張れ自分!

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