年末年始あたりは竹の切り出し時です。水の吸い上げが切れているので、この時期に切り出しておけば長保ちする竹材になります。そして青竹のうちに早めに使う事を考えれば、年明けの1,2月が竹仕事をするのに最適な時期になる訳です。
今年はこれまでやった事のない『光悦寺垣』という竹垣を施工させて頂く事になりました。とはいえ見切り発車でお施主様に迷惑は掛けられないので、施工要領や自分なりに良いと感じる具合を把握するためにも置場で試作してみました。
柱に巻きつける竹はどのくらい細く割くべきか、斜めに交差する組子の角度はどんな塩梅が気持ち良いか、仕事終わりや雨の日に置場であれこれ試し作り。こういうのも大事な時間だと考えています。
仕事では玄関袖、いわば真の空間に設けるのできちっとやりますが、不規則な組子って意外と面白いな。
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