昨秋に続き、三浦市に遠征してまいりました。この度は玄関横にある荒れた坪庭の手直し。こちらのお施主様とはなんとも不思議なきっかけでご縁が出来て、こちらの考え方を尊重して下さる事もあり毎回楽しんで仕事させていただいております。
中古で家を購入なさった時のままだというこの坪庭スペース。大工さんがやったそうで、本職としては気になる部分が多々あり。まず、空間に対して伸び過ぎてしまったモチノキを思い切って伐採し、下草もほぼ全部抜いて防草シートを敷き直し、何年以来になるのか、壊れた筧は得意の名栗柱製に作り直しました。
本来はここまでで手直しは完了のはずだったのですが、つくばいに対して織部燈籠が大き過ぎるのがどうしても気になってしまい。これじゃ鉢明かりにならないな〜大工さんそこまで考えなかったんだろうな〜、、ということで、お施主様に許可を頂いて燈籠の竿を撤去し、中台を地面に据えた置き灯籠に切り替えさせて頂きました。うん、これで据わりが良くなった。
こちらではまだまだ仕事させて頂く事になります。お施主様の信頼に応えられる様、引き続き気を引き締めていきます。
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