ワークショップ

 大磯のお施主様に声をかけて頂き、竹垣作りのワークショップにて僭越ながら講師を務めさせて頂きました。

 明治時代、大磯照ヶ崎海岸の近くには祷龍館という大型保養リゾート施設があり、別荘地大磯のアイコン的な施設として人気を博していたそうです。その跡地に建つ一軒の古民家を、歴史性を受け継ぎつつコミュニティスペースとして再生させる『大磯・祷龍館プロジェクト』。活動の一環として開催された竹垣作りのワークショップにて、僭越ながら講師を務めさせて頂きました。

 さてどんな垣根にしたものか。最初は竹垣の基本である四目垣で行こうとしたのですが、主催者であり声を掛けて下さったお施主様と打ち合わせを重ね、竹のみで作成可能な『しがら柵』でいく事に決定。藤沢に引っ越すまで関わっていた大磯の農園サークルで、山からの泥を堰き止めるために私が作ったものを気に入って下さったそうで。しがら柵はどちらかというと土木設備ですが、シンプルなデザインは竹垣としても通用します。

 せっかくなので《実は私も最近はやってない》竹の籾殻磨きから始めて、柱のいけ込み・竹割り・掻き付けまで、私はなるべく口を出すのみに留めほぼ全てを参加者の皆さんにやってもらいました。竹も籾殻も地元のもののみを用いた、100%大磯生まれのしがら柵。いかがでしょう、なかなかに素敵な垣根が出来たと思いませんか?

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